市内の霊園に連れて行きました。
自宅までお迎えにきてくれて、きちんとしたお棺を用意してくださって、丁寧に霊園まで送ってくださいました。
ちゃんと式もしてくれて、お経もあげて頂いて。
ゆっくりお別れの挨拶もできて、お骨上げもしてきました。
もう、会えない。もうさわれないんだと思うと、どうしてもどうしても涙が出てきてしまう。
触るとひんやりとしてた。でも、毛皮は柔らかいままだった。二度と、あの感触を味わうことはないんだ。
霊園から帰ってきて、夕方だったから、ぼんやりと
「帰ったら散歩に行かなきゃ」って考えてて、
アホだなぁって笑えて、また泣けて。
それからお世話になった獣医さんに挨拶に行きました。
他に患畜さんがいなかったのもあって、ゆっくり話を聞いてくださった。
風が最初に受診したのは2007年の9/5。
下痢と嘔吐が続く、って主訴だった。
血液検査をしたら、肝臓の数値が異常に高くて、ただの下痢止めじゃ改善しないかも、ってなったんだ。
それからフィラリアの検査もしてみて、陽性だった。
いつ急変してもおかしくないよって言われたんだっけ。
でもそこから投薬で持ち直してくれて、肝臓の数値も下がったし体調も落ち着いてくれた。
5年かけて、フィラリアは完治したんだよね。
先生が、長年獣医やってるけど完治した子は2頭目、って仰ったの、今でも覚えてる。
強い子だった。よく頑張ってくれた。とっても良い子だった。
2011年には右目を怪我したっけ。
夜22時過ぎに帰宅したら母が「風の目が変」って言ってきて。
変な風に腫れて白っぽく濁ってて、前脚ひっきりなしに擦ってた。
脚を押さえて止めても顔を壁や床に顔を擦り付けるから、時間外を承知で病院に電話した。
すぐに折り返し連絡が来て、急いで連れて行った。
(22:50って、カルテに書いてあった。)
どこかで引っ掻いて傷になっちゃって、擦って化膿してたみたい。
「朝まで放置してたら目が潰れてた」って先生に言われて血の気が引いた。
それも無事に治ったけど、治るまでだいぶ時間がかかったんだ、目薬がなかなか効かなくて。
一度は回復したけどまた悪くなったんだよね。
2回薬を変えて、結局採血して血清点眼にして、ようやく治った。予定の倍くらいの期間がかかったかな。
その後は、この4月まで何事もなく、穏やかに。
苦しむ期間が短くてよかったんだろうと思う。
最期にそばにいられて、看取ることができてよかったんだろうと思う。
5匹の兄弟姉妹たちの中で一番の長生きだった。
お腹に陰はあったものの、亡くなり方としては老衰で、一番自然な逝き方だったから、それもよかったんだろうと思う。
よかったんだ。
でも、それでも、ただ悲しい。戻ってきてくれるなら、どんなに。
もう一度撫でたい。散歩に行きたい。一緒に走って、ボールを投げて、遊びたい。
鶏のササミが好きで、でも犬のくせに手に隠したらどっちかわからなくて必死で両手を舐めまわしてた。
犬より人が好きで、散歩してる犬がいたら近づいていくけどすぐその飼い主さんの方に甘えに行ってた。
誰にでも愛想よく尻尾振ってた。
風が人に吠えるのは夜に誰かがいた時と、工事やバイクのヘルメットを被った人に対して。
それも私が声をかけたらすぐにおとなしくおさまってた。
全然無駄吠えしない、賢い子だった。
トイレの失敗も殆どなかったっけ。教えてもないのに決められたところでしかしなかったし、大きくなってからは外でしかしなかった。
だから雨だろうが雪だろうがお構いなしに散歩に行かなきゃいけなかったけど。
服とか雨具とかは大嫌いで、絶対着てくれなかった。
最期の方も、ぐったりしんどいくせにハーネス見せたら途端に起き上がって逃げ出すくらいだった。
(転倒防止だからイヤイヤつけてもらってたけど)
名前呼んだらすぐ振り向くくせに、そういう時は聞こえないふりしてた。
耳が良いのか気配を察するのがうまいのか、寝顔は殆ど見たことない。
近付こうとした時点ですぐ起きるから。
寝顔を写真におさめられたのは、この、2,3日の間だけ。
書き始めたら止まらなくて、でもまだまだ思い出せてないこともあって、涙も止まらなくて、悲しい。
フーちゃん。風。おいでって、呼びたい。
もういないってわかってるのに、わかりたくなんかない。いやだよ、なんでもういないの。うそでしょ?
受け入れて行かなきゃいけないけど、まだしばらくは無理そうです。